今年の夏からはじめたCSA。
毎日三食自炊している私たちにとって新鮮で豊かな食材を手に入れることはこの上ない幸せ。
けれども、チーズ好きの私たちにとってもCSAのチーズにおいつけない、というのが実際驚きだった。
それほどチーズがある。
毎週採れたての野菜とキノコに加え、3種類のチーズが与えられる。
チーズは高級品だとおもっていたので最初はもったいぶってちょこっとずつデザートか前菜にチーズをたべていたが、
最近はオムレツにいれたり、キッシュにいれたり、サラダにいれたり、トーストにのせたり、チーズをふんだんに使った料理を味わうのはこの上ない贅沢なような気がする。
それでも追いつけない。
そこでおもいついたのが、グリルドピッツァ。

グリルは夏ならではのクッキングスタイル。
メインに移ってガスバーナーのグリルを購入した。
木炭に比べるとオセンティックなバーベキューの味は出ないにしろ、なにしろ手間ひまいらず。カチッと火をつけてあとは温度調節だけ。
たいていの人が家を買ったり、ライトバンを買ったとたんに中年期障害を感じるらしいが、自分はガスバーナーのグリルを買ったとたんに中年になった気がした。
BBQチキン、ハンバーグ、ステーキ、ズッキーニ、 パプリカ、アスパラ、ポテト、コーン、牡蠣、フロブスター、なんでもグリルにのせてこんがりと焼くだけ。
夏の定番料理になった。
それに加えて、最近はグリルでピッツァも焼くようになった。
ピッツァ用の石窯をつくろうか、なんていってたけど、なあに、グリルで充分!
なにしろ、すぐに焼ける。
土曜日はCSA食材の週の食べ納めとして残り物の食材を自由自在にピッツァの上にのせる。
まるで焼き飯感覚。

ピッツァの生地もいと安し。
レシピをたどるのは苦手な自分にとってベイキングはすべて几帳面なPに任せていたけれど、ピッツァに関しては、花子流の適当、手加減、目分量で、いつもいい加減でもだいたいうまくできる。
イーストに砂糖を混ぜてぬるま湯につける。シャーワーを浴びているうちに醗酵が進む。
小麦粉を混ぜてこねる。赤ちゃんの肌くらいの柔らかさになったらボウルにいれて寝かす。
メールをチェックしたり、洗濯物をたたんだり、雑用をすませているうちに倍くらいの大きさに膨らむ。
それを棒と指先でのばす。(本格的には空中で飛ばして円盤をつくるのでしょうけど、まだそこまでいっていない。)

生地を伸ばしてる間にグリルに火をつけ、グリルが熱くなった上で生地の片面焼く。
しばらくしてひっくり返してトッピングをのせてさらに焼く。
底がバリっと焦げ目がついたら食べごろ。
今回のトッピングはチーズ2種類(羊のフェタとヤギのバジルオイル漬けチーズ)にカーメライズオニオン、甘夏のマーマレード、スモークベーコン、ほうれん草、パルネジャーノ。




グリル→口に入るまで:1M以内/5秒以内。
七輪とかで焼いたりするのもうまかろうとおもう。(こだわり派はどうぞお試しください。)
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