外食はあまりしないほうだが、最近アメリカで意外と美味しいとおもうのはサンドウィッチ。(場所にもよるけれど)よく自家製のパンでサンドウィッチを提供しているところがある。
アメリカではここ10年足らずの間でwhole foods ムーブメント(*プロセス食品ではなく、食材を本来のままの姿で扱うこと)が目立つ様になってきた。
だからサンドウィッチとかでも美味しさのレベルが上がってきたと思う。
日本ではサンドウィッチというと、イギリス式の上品なものだけど、薄くスライスした白パン(防腐剤まみれ)にマーガリン(なんちゃってバター)を塗って、マヨネーズ(化学調味料)で和えたキュウリの薄切り(真冬でも)と薄っぺらな合成ハムとスライスチーズ(どの部分がチーズ?)そしてパンの耳は切り落とす、みたいなのが定番だが、アメリカではサンドウィッチもごっつく頼もしい。
私が最近アメリカのサンドウィッチを気に入っているのはまずはパンの違いが一番だろう。質の良いパンは皮もガリっと香ばしく、パンの身もどっしり、しっとり肉厚なところ。パン好きにはたまらない。そして一口ではかぶりつけないほど中身も具沢山で、メイプルシロップでほんのり味付けされたスモークハムやターキーがどっさりはさまれていて、レタスなんかもアイスバーグレタスみたいなへなちょこレタスではなく、青々としたサニーレタスなんかが入っているとなおさらうれしい。
最初はヒッピーブレッドといって小バカにしていたけれど、これがまた上手くつくるとなかなか美味いもんだと思う様になった。
健康志向だけが先走り、味と質がついてきていない食べものはいかがなものか、と感じていたけれど、なんでも丁寧にそしてプライドをもって作ればうなずける。
Pも最近自家製パンにはまっているので我家でのお昼のサンドウィッチは楽しみにしている。パンにシード入マスタードを塗り、コクのあるチーズとほんのり甘にがい赤ピーマンのジャムをはさみ、それをバターでフライパンの上でこんがり焼くグリルドチーズも美味しい。BLT(ベーコン+レタス+トマト)にアボカドをプラスしたスペシャルBLTも我家での定番の一つ。
毎日食べても飽きないのがその土地の風土にあったほんとに美味しい食べ物だとおもう。
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