ある食べ物にちなんでそれぞれに思い出す人がいる。
シシリアングリーンオリーブを見る度に、サチコさんとテージさんを思い出す。
サチコさんもテージさんも純粋な日本人なのだけど、なぜかシシリアングリーンオリーブっぽい人たちなのだ。
というのも、彼らのうちで丸々と太ったグリーンオリーブを食べた思い出が五臓六腑にインプットされているからかもしれない。
いままで食べ慣れていたオリーブよりも、もっと生っぽいかんじで、海と山が混ざった味。
大地の香りがして、噛み締めると濃淡なオイリーな味で、それでいて優しく、気品のある味。
ところで、オリーブは種無しと種有りがあるれど、量り売りの場合、種無しの方が経済的だと(種の重さが計りに乗らない分)ひそかに思う人もいるかもしれないけれど、ここをケチると命取りになる。オリーブは種があってこその旨味なんじゃなかろうか。梅干しのように種をしゃぶるのが美味しさの一部なんである。
しばらく仕事にまみれていたので、今日は景気祝いにワインと合うツマミをと、最近オープンした肉専門店へ。(先日のoxtailもなかなか良かった。)ここのチーズやサラミも品揃えが良い。イノシシのサラミとブルーチーズ、ウォッシュタイプのチーズ、グリーンオリーブ、黒ごまとキャラウェイシード付きのクラッカーを奮発して調達した。
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