8月も半ばになった。
日本では猛暑真っ盛りらしいが、メインでは風も秋めいている。
日曜の午後に近くの旧採石場の水に飛び込むことによって夏らしさを感じていたが、最近はその水の冷たさに躊躇するようになってきた。
水場に集まる人も少なくなってきた。
空がだんだんと高くなって来ている。
木の葉が黄色く色づいているものもある。
晩夏にいつも楽しみにしている食べ物がある。
それはトウモロコシ。
寒い地方のトウモロコシの方が甘く育つのか、メイン州のトウモロコシはヴァーモントに劣らず美味い。
最近近所のあちこちのファームスタンドにトウモロコシの看板が目立つ。
トウモロコシだけはけしてスーパーで買わず、近所で手に入れる事にしている。
トウモロコシはフレッシュでなければあのジューシーで甘い、歯のとっ先きで瑞々しく弾ける触感が味わえない。だから遠方から運ばれて来たスーパーのトウモロコシではなく、『ローカル』で育って、しかも24時間以内に収穫されたものでなければいけない。
一度ホンモノの味を知ってしまったらもう他の味では許せない不幸な体になってしまった。
3分ゆでたアツアツにバターをぬってプチプチ感をほおばる。
白ワインと共にこの甘い味を喉にくぐらせると共にもう夏も終わりなのだと感じている。
空一面に鰯雲。
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